目次
カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が運営している、国内最大級の40,000店舗が導入しているオンラインショップ構築・運営サービスです。
今回は、カラーミーショップの特徴や機能などを紹介します。この記事を読めば、カラーミーショップについての知識を深めることができるでしょう。
カラーミーショップの特徴とは?

カラーミーショップはASP型サービスの一つで、自由度と利便性・コストのバランスの良さが人気の秘密となっています。まずは、そんなカラーミーショップのメリットとデメリットを見ていきましょう。
カラーミーショップのメリット
カラーミーショップの大きなメリットは、ITやウェブデザインなどの知識がなくても、本格的なネットショップを構築し運営できることです。副業としてネットショップを経営することも難しくないため、法人や個人を問わず幅広く使われています。
ITエンジニアやウェブデザイナーを雇用したり、アウトソーシングしたりする必要がないのも魅力的。開店コストやランニングコストを大幅に削減できる可能性があります。
少人数でも多くの商品を出品し、顧客管理などを含めた運営ができるのも大きなメリットといえます。
カラーミーショップのデメリット
本格的なネットショップが構築できる一方、ITの知識やウェブデザインの技術がなければ高度なサイト設計ができないのは、カラーミーショップの大きなデメリットです。そのため、こだわりの強い初心者は理想としているデザインが上手く反映できないと感じる可能性があります。
また、カラーミーショップは機能に制限がありカスタマイズ性も低い特徴があります。エンジニアなどある程度知識がある人でも、思い通りにデザインできないことがあるでしょう。
カラーミーショップの機能

カラーミーショップの機能は、12のカテゴリーに分かれています。
ショップを作る | 商品を準備する | 決済を設定する |
配送を設定する | お客様を集める | 分析する |
さらに購入を促す | そのほか | サポート |
管理設定 | 機能を追加する | 提携サービス |
ここでは、ネットショップの構築・運営の中で、重要な要素である「ショップを作る」「商品を準備する」「お客様を集める」の3つのカテゴリーに絞って紹介します。
カラーミーショップ「ショップを作る」の機能一覧
カラーミーショップの「ショップを作る」機能には、以下の10種類があります。
- 公式WordPressプラグイン(無料)
- テンプレート
- 名入れ機能(レギュラープラン)
- CSSフレームワーク(無料)
- フリーページ作成(無料)
- ショップ内検索(無料)
- 自動スマホ最適化(無料)
- カラーミーショップAPI(無料)
- どこでもカラーミー(無料)
- ディスク容量UP
カラーミーショップでは、ショップを作る機能が充実しています。例えば、「公式WordPressプラグイン」は、カラーミーショップに登録した商品情報をもとにWordPressで自動的に商品ページを生成できる機能です。
「テンプレート」は、レスポンシブ対応やSEOに特化したものなどが豊富に揃っているので、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
「フリーページ作成」はページを自由に編集できる機能です。ショップの紹介やキャンペーンのページ作成など用途に応じてページを作ることで、ショップの魅力が伝えられるかもしれません。
カラーミーショップ「商品を準備する」の機能一覧
カラーミーショップの「商品を準備する」機能には、以下の5種類があります。
- 仕入れサポート
- 商品オプション設定(無料)
- 商品カテゴリー設定(無料)
- 商品掲載期間の設定(無料)
- デジタルコンテンツ販売(無料)
「仕入れサポート」は、提携サービスの「NETSEA(ネッシー)」や TOC 商品選定会で商品の仕入れをサポートしてくれます。また「商品オプション設定」や「商品カテゴリー設定」を利用すれば、商品を見やすく表示できます。
カラーミーショップ「お客様を集める」の機能一覧
カラーミーショップの「お客様を集める」機能には、以下の7種類があります。
- SE Ranking
- かんたんリスティング
- かんたんリターゲティング
- Instagramショッピング連携
- GoogleショッピングPRO
- GMOポイント
- ショップブログ プラス
中でもおすすめなのが、「かんたんリスティング」と「Instagramショッピング連携」です。かんたんリスティングは、コストパフォーマンスの良いリスティング広告が簡単に使えます。Instagramショッピング連携は、データをInstagramと連携し、効率の良い集客が実現できます。
カラーミーショップの事例

カラーミーショップの特徴や機能が分かったとしても、具体的なイメージが湧かない人もいると思います。ここでは、カラーミーショップを使っているお店の事例を紹介します。
すすむ屋茶店

「すすむ屋茶店」のオンラインショップは、実店舗のオープンから1年経った頃にカラーミーショップを使って開店しました。当初は本格的に取り組んでいませんでしたが、店主自身がスマホで買い物をするようになったことがきっかけで、本腰を入れ始めました。
ネットショップを理解し、推進してくれるスタッフはなかなかいませんでしたが、店主自身が率先垂範し運営した結果、社内の専任スタッフも育ったようです。売上も月商100万円を超える店舗に成長しました。
びっくりカーテン

びっくりカーテンは、インテリア性の高い北欧やフランスのカーテンから、機能性に優れた日本製のカーテンまで、3,000種類超えの幅広い商品を取り扱っているカーテン専門店です。
大手のモール型オンラインショップから出店を断られた経緯があり、カラーミーショップを導入しました。1つのプロダクトIDで複数の価格を設定できるシステムがあることや、価格が他社と比較して安価なことが、決め手となったそうです。
カラーミーショップの料金
カラーミーショップの料金体系は月額制で、以下の3つの料金プランがあります。
- ラージ
- レギュラー
- エコノミー
販売手数料は全てのプランで無料ですが、決済手数料が発生します。また、独自ドメインを利用する場合は、月額1,000円が必要です。
ラージ
ラージは容量を気にせずに使えるため、法人や大規模店舗に向いています。料金と主な特徴は以下のとおり。
月額費用:7,223円(税抜)
商品登録数:無制限
ディスク容量: 100GB
登録画像数:~50枚/1商品
フリーページ:10,000ページ
ラージプランは、カラーミーショップが提供する全てのサービスを利用することが可能です。追加で発生する料金は、決済手数料と独自ドメインの料金だけとなります。
レギュラー
レギュラーは最も人気のプランです。機能制限がないため、使い勝手が良いと言われています。
月額費用:3,000円(税抜)
商品登録数:無制限
ディスク容量:5GB
登録画像数:~50枚/1商品
フリーページ:10,000ページ
フリープランもラージプラン同様に、カラーミーショップが提供するサービスを全て利用できます。ディスクの容量に違いがあるので、確認しておくと安心です。容量が足りるようであれば、レギュラープランでも十分でしょう。
エコノミー
エコノミーは機能制限がありますが、ローコストでショップを開店・運営できます。
月額費用:834円(税抜)
商品登録数:無制限
ディスク容量:200MB
登録画像数:~4枚/1商品
フリーページ:10ページ
エコノミープランは契約月数により月額料金が異なるため、確認してから契約しましょう。オンラインショップの初心者には優しい料金設定になっているので、慣れるまではエコノミープランで契約してみると良いかもしれません。ただし、アクセス解析やテンプレートプラスなどの機能を利用する場合、追加料金が発生します。
まとめ
カラーミーショップは月額料金を支払うことで、誰でも手軽にオンラインショップを開店し運営できます。個人から企業まで幅広く採用されているカラーミーショップですが、メリットもあればデメリットもあります。
オンラインショップでのカラーミーショップ導入を考えているのであれば、今回紹介したようなメリットやデメリットを検討し、機能と料金のバランスやコストパフォーマンスを考慮した上で導入すると良いでしょう。