Shopifyとは?手数料・評判・他社比較まで徹底網羅

category :  EC売上UP

update :  2021/01/14(木)

staff :  yamada

オンライン上に自社のショップを開設する事業者が増え、ショップ開設の方法も多様化しています。
そんな中、注目を集めているのが「Shopify」です。

「Shopifyという名前は聞いたことがあるけれど、実際どんなサービスかはわからない」

「他のネットショップ開設サービスと比較してどうなのか知りたい」

そんな方々のために、Shopifyの基本情報や機能について解説します。

記事を読めば、Shopifyの特徴や他のサービスとの違い、導入すべきかどうかまでがわかります。

Shopifyとは?

Shopifyは、世界シェアNo.1を誇るECプラットフォームです。全世界で100万店舗以上に導入されています。

2004年にカナダで創業し、日本には2017年に本格的に参入しました。

ECプラットフォームとは、企業がオンライン上にショップを構築できるように開発されたシステムのこと。簡単にショップ開設できることから人気を集めています。日本ではShopify以外にも、BASEなどのサービスがあります。

Shopifyの料金プランと手数料ついて

Shopifyには、目的に合わせて選べる5つの料金プランがあります。

(2021年1月時点)

これからShopifyをはじめる方向けの基本プランは、小規模事業者向けの「ベーシック」、中規模事業者向けの「スタンダード」、大規模事業者向けの「プレミアム」の3種類です。このほかに、大企業や特に取引量が多い事業者向けの「Shopify Plus」、Shopifyの販売機能だけ利用したい人のための格安プラン「Shopify ライト」があります。

Shopifyでは、プランによって各種手数料が異なります。手数料について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

【一覧表あり】Shopifyの手数料について

Shopifyの機能と特徴について

Shopifyは、どのようなECプラットフォームなのでしょうか。Shopifyの機能と特徴を紹介します。

豊富なテーマで理想のショップに!

オンライン上にショップを構築する際、ショップの顔となるデザインはとても重要です。

Shopifyでは「テーマ」と呼ばれる100種類以上の豊富なテンプレートからデザインを選択できます。

もちろん無料で使えるテーマもあります。
細かなカスタマイズにも対応しているので、理想のショップを作成することができます。

カスタマイズ機能が豊富

Shopifyは4,000種類を超えるアプリと連携していて、ショップにさまざまな機能を追加することができます。

アプリの種類は、顧客管理、SEO対策、セキュリティ、配送関連までさまざまです。

アプリを活用することで、ショップをより充実したものにできます。サイトの拡張・カスタマイズを戦略的に行うことはライバルとの差別化、販売促進につながります。

SNS(Instagram、FBなど)との連携も簡単!

例えばInstagramとの連携では、商品画像に商品URLをタグ付けして投稿することで、タグをクリックしたユーザーをShopifyの商品ページへ遷移させることができます。

Facebookとの連携では、Facebook上にショップのカタログページを作成してShopifyの商品を掲載できるほか、Shopifyの管理画面から、Facebookユーザーへ広告出稿することも可能です。

さまざまな決済方法が使える

オンラインショッピングでユーザビリティを大きく左右するのが決済方法です。

Shopifyでは、クレジットカードはもちろん、Apple PayやGoogle Pay、海外ではメジャーなPayPal(ペイパル)、docomo・au・SoftBankの携帯キャリアサービスまでさまざまな決済方法に対応しています。

Shopify独自の決済方法である「Shopifyペイメント」なら手軽に複数の決済方法を利用することができます。

独自ドメインでの構築も可能

ドメインとは、簡単に言えばインターネット上の住所のことです。

Shopifyではショップを構築する際、Shopifyから付与されるドメインではなく、ショップやブランドの名前など、わかりやすく覚えやすい独自のドメインを使うことも可能です。

独自ドメインなら、今後もしShopifyの利用をやめる場合でも、今までと同じドメインを使うことが可能です。

ドロップシッピングにも対応

Shopifyは、在庫や配送の管理が不要なドロップシッピングにも対応しています。

Oberlo(オーベルロ)を使えば、中国の大手ECサイトAliExpress(アリエクスプレス)から商品を選び、簡単にShopifyに追加できます。

Canvath(キャンバス)、PRINTFUL(プリントフル)を利用して、在庫を持たずにオリジナルグッズ販売を行うことも可能です。

海外への販売にも対応!

越境ECにも対応しています。

Shopifyはデフォルトの設定でさまざまな言語や通貨に対応しているため、比較的容易に海外販売にチャレンジできます。

FedEx、UPS、DHLなどの配送会社とも提携しており、世界中への配送が可能。海外に向けた展開を視野に入れている事業者のニーズにも応えています。

Shopifyを使う上での注意点

多くのメリットを誇るShopifyですが最近日本国内で使われ始めたということもあり、いくつか課題も存在します。

英語の文献が多い

Shopifyはカナダで生まれたサービスになるため、発信される情報は英語からになります。

最近ではShopify JAPANでのサポート体制も充実してきたため最新の情報を翻訳してくれることが多く、言語の壁によってコンテンツを理解出来ないということはかなり減りました。

しかし、それでもスピード感は落ちてしまうため最新の情報を知りたい場合はどうしても英語ができる必要があります。

日本向けのアプリが少ない

Shopifyは日本に参入して日が浅いため、Shopifyアプリの開発会社が少なく主要な開発会社は海外に多く存在するため、説明のページが英語であることが多いです。

人気のアプリに関しては、利用方法を日本語で解説したブログもありますが、レビューの無い海外アプリの導入に抵抗がある方も多いでしょう。

日本のECサイトで導入されていることの多いポイント制度や定期購入などのアプリも提供している企業は少なく課題感に感じる部分でもあります。

改良にはHTMLやCSSなどの専門知識が必要

Shopifyはデザイン性が高くシンプルなのに、プログラミングの知識がなくても簡単にテーマのカスタマイズが行えます。

しかし、装飾やサイト構築などの知識があればよりよいサイトを作成することが可能です。

Shopifyにあるテンプレートからより詳細に設定を変更したい場合は、専門知識が必要になります。

Shopifyの使い方

Shopifyの導入方法について説明します。

Shopifyでは、アカウントの登録後、順を追って商品登録やデザイン設定を行うだけで、簡単にショップの土台を完成させることができます。

Shopifyへ登録

まずはShopifyへ登録し、アカウントを作成します。Shopifyのサイトにアクセスしましょう。

メールアドレス、パスワード、ストアの名前とストアURLを入力し、「ストアを開く」をクリックします。URLは、英数字でショップ名やブランド名など、わかりやすい名前を入力します。簡単なアンケートに答えて、自身の情報を入力すれば、登録完了です。

商品登録

Shopifyへの登録が完了すると、ショップの管理画面を開けるようになります。

管理画面の「商品管理」から、商品登録を行いましょう。

タイトルや説明文を入力し、商品画像を追加します。画像のリサイズも、無料ツールを使えば簡単です。

色、サイズなど、商品のバリエーションの追加も行います。

いくつか商品を追加したら、タグや価格などの条件でカテゴリー分けする「コレクション」を作成できます。

ページの作成

次に、ストアページの作成を行います。

お問い合わせページや特商法に基づく表記なども、Shopifyで簡単に作成することができます。

ストアページには、メニュー機能を使って、商品やコレクションのリンクも配置します。

ヘッダーやフッター箇所を充実させていきましょう。

サイトのデザイン(テーマ決め)

公式のテーマストアからショップに使うテーマを決め、サイトのデザインをしていきましょう。

テーマストアには、無料から有料のさまざまなテーマが用意されています。

気に入ったテーマを見つけたら、実際にスマホやパソコンからどう見えるのかチェックすることができます。

テーマ決定後、カスタマイズする場合には管理画面から行えます。

送料と決済を設定

続いて、送料と決済方法を設定します。

管理画面の「設定-配送」から送料の管理が行えます。

都道府県ごとや重量ごとに送料を変更できます。

もちろん、注文金額に基づいて、送料無料の設定を行うことも可能です。

決済方法は、「設定-決済設定」から行います。

Shopify ペイメントを使うためには、口座情報などを入力する必要があります。

ShopifyでECサイトを開設したあとにするべきこと

Shopifyは簡単にECサイトを立ち上げることができますが、実際にストアを運営して利益をあげるには細かな設定をする必要があります。

実際に多くの方が直面する問題点を中心にご紹介しています。

Shopifyアプリでカスタマイズをする

Shopifyを利用するにあたって重要なのがテーマ選択とアプリの選定です。

Shopifyには様々な企業が作成したアプリが6,000以上あります。

アプリを組み合わせることが自社にあったEC運用が可能になるため、アプリ選定には力を入れていきましょう。

決済設定を確認する

ECサイトを運用するにあたって決済サービスの導入はとても重要です。

Shopifyでは独自の決済サービスであるShopify Paymentを搭載しているため、簡単に決済機能を利用することができます。

また、Shopifyと外部サービスを連携することで、国内のほとんどの決済機能を利用することができるようになります。

自社のニーズや手数料など様々な要素と相談しながら自社に最適の決済パターンをチェックしてみましょう。

Shopify関連の情報収集方法をする

Shopifyは頻繁に情報の更新を行っています。

Shopifyには公式Twitterアカウントがあうるため、常に情報を取得できるようにフォローしておきましょう。

Shopify Japan公式twitter:https://twitter.com/ShopifyJP?s=20

また、Shopifyについての有益な情報を発信しているアカウントは多くあるため、それらもチェックしてみましょう。

ShopifyとBASEどっちがおすすめ?

無料プランのあり・なしでは、BASEが基本的なショップ運営を無料で行える一方Shopifyは月額費用がかかります。

拡張機能の豊富さでは、圧倒的なアプリの連携数を誇るShopifyの方が優れています。ただしなかには、日本語に対応していないアプリもあります。

取引手数料は、Shopify ペイメントを利用すれば無料のShopifyに対し、BASEは一律3%かかります。

決済手数料はShopifyが3.4~4.15%(ベーシックプランの場合)、BASEが3.6%+40円と、大きな差はありません。(2021年1月時点)

まずは月額費用無料でショップを開設したいなら、BASEがおすすめです。

ただし、サイトの機能拡張やカスタマイズを行ってショップを作りこみたい場合や海外展開も視野に入れている場合には、Shopifyが向いています。

まとめ

世界最大シェアを誇るECプラットフォームShopifyは、月額費用はかかるものの、多彩な機能とかんたんにショップ構築が行える操作性で、国内でも導入する事業者が次々増えています。

ショップ開設を検討しているなら、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。

また、オンライン上にショップを構築する際、一番の課題となるのは集客です。

集客にお悩みの方は、Shopifyに対応しているAdSISTなどの集客ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



記事中の参考サイト
・Shopify日本公式サイト:https://www.shopify.jp/
・Shopifyブログ:https://www.shopify.jp/blog
・BASE公式サイト:https://thebase.in/

 

 

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